シンプルな家、シンプルな暮らし。
2016年05月01日
I様邸
概要
敷地面積 | 225.44㎡ |
建築面積 | 92.12㎡ |
1F | 48.85㎡ |
2F | 43,27㎡ |
竣工 | 平成28年5月 |
スタイリッシュで完璧な家よりも、自分たちの身の丈に合った暮らしがしたい。夫婦そろって同じ考えのもと、当初は中古マンションを探していたIさん。
しかし、「買うときは安いかもしれないけれど、後々お金がかかるから新築の家を建てた方がいいんじゃないのか」。そんな考えが頭をよぎるように。確かに、駐車場や維持管理費などもかかるし、なにより「完全に自分たちのものにはならない」という点が気になっていました。
そこで住宅展示場の見学に出かけたものの、並んでいるのは各メーカーの設備をつめこんだ素晴らしい家ばかり。オプションだらけの豪華仕様や広すぎる間取りなど、どれも現実的ではありませんでした。しかも家を建てるためには、土地探しから始めなければなりません。
「どうしようか迷っていたときにSEIBUさんを紹介してもらったんです。標準仕様のベースがしっかりしているから、特にオプションをつけなくても快適に暮らせそうだなと。
しかも長崎市内をメインに土地を扱っているという実績も魅力的で」と奥さま。自分たちが希望するエリアに土地も見つかり、家づくりが始まりました。I邸が建つこの土地はもともと一軒家が建っていた広い土地。それを2分割し、2世帯分の家を建てることで通常よりも土地代がぐっと抑えられるというのがSEIBU流。
「旗竿地というちょっといびつな形ですけど、車を3台分とめられるスペースもしっかり確保。お隣さんとの距離が近いぶん、目線が合わないよう絶妙な感じで窓の位置が考えられていて。設計力の高さにびっくりです」。子どもたちが楽しそうにボール遊びをする様子を眺めるご主人の顔もほころびます。
暮らしやすさを第一に考え、間取りもシンプルに。「子どもと一緒に過ごせる時間は限られています。だからこそ、常に子どもに目線を向けられるよう、コンパクトに暮らせたら」。そんなご夫婦の願いをかなえるLDKには家族みんなが笑顔になれる工夫がいっぱいです。
扉を開ければリビングとひと続きになる3畳分の和室は、食後にごろんと寝転がったり。対面キッチンでは子どもたちが遊んだり、勉強する気配を感じながら料理をしたり。キッチン裏にお風呂場や洗面スペースなどの水回りをまとめることで、家事の時短ができたり。
一体感のあるLDKが暮らしの中心となることで、家族の「つながり」を感じられる空間に。キッチンカウンターの下にご主人が造作した本棚には、子どもたちが好きな絵本がたくさん並んでいます。
2階には寝室などのプライベート空間をレイアウト。未来の子ども部屋になる10畳分の洋室は、4畳と6畳に仕切れるようにドアも2つ。さらに夫婦2人暮らしになったときには、書斎にするなど使い方は自由自在です。筋トレや釣りを楽しむご主人の趣味部屋になる日が来るかもしれません。
この家に暮らして7年。「お向かいのおじいちゃん、おばあちゃんも子どもたちをかわいがってくれるし、お隣のお兄ちゃん、お姉ちゃんが一緒に通学してくれる。本当にいい環境で子育てできていると日々感じています」。
あれもこれも、というよりも、必要なものがあればいい―。この家とともに成長していくシンボルツリーが、Iさん家族の幸せな暮らしをそっと見守っています。