
すまいのブログ 2024年夏エアコン事情を振り返る|長崎の不動産&住宅 株式会社SEIBU
2024年10月03日
長崎市三川町で不動産売買と住宅建築業を営む(株)SEIBUです。
お休みの1日間でアニメ「ブルーロック」第1シーズン24話を一気に見たSEIBUスタッフです。
秋の始まりのこの季節、皆様はどのようにお過ごしですか。
2024年も10月に入り、そろそろエアコンの冷房も使わなくなりますね。
今回はブログは、すまいのあれこれの中から「2024年夏エアコン事情を振り返る」というお題で書いてみます。
つたない文章ですが、お付き合いのほどよろしくお願いいたします。
エアコンクリーニング業者さんへ依頼するまで
エアコン室外機の設置場所についてお話したいのですが、その前に、まずはエアコン室内機の清掃について書きたいと思います。
皆様は、ご家庭のエアコン(主に室内機)は、どの程度の掃除をしていますか?
スタッフ宅のお話で恐縮ですが、梅雨前になるとホームセンターで専用スプレーを購入し
①年1回、室内機の中に噴射して自力でふき取る。(2時間程度)
②冷房を使っている期間のうち2回ぐらいフィルターを外して洗う。
これを新築から10年ぐらい続けてきました。
しかしある年、「クリーニング業者さんに頼んでみよう!」と気持ちがスイッチ。
事前にネットを見ると、いろんな方が「クリーニング業者のデメリット」を掲載していましたが、
失敗してもいい!というダメ元の気持ちで、初めてお願いする一見さんの業者さんにお電話かけました。
結果、お値段はそれなりにかかりましたが、4台を半日弱の時間でクリーニングしていただきました。

参考までに、クリーニング後のエアコンの不具合は出ていません。
その年以降、2年に1度、GWを過ぎた頃に清掃をお願いしています。毎年は大変ですし、業者さんからの強引な営業もありませんでした(笑)
今年は5月末日にクリーニングしていただき、ファインバブルの高圧洗浄後、防カビコーティングを施していただきました。スッキリスッキリ♪
「お掃除機能」とクリーニング時の手間
清掃をお願いしたスタッフ宅の4台エアコンのうち、2台は「お掃除機能」がついています。
この機能がついていると、フィルターについたホコリを自動的にブラシで落として、指定の箱に溜めてくれます。
そして、それぞれのメーカーが考えた方法で、室内機の内部を「カビが繁殖しにくい状態」を保ってくれます。
これは良い~♪と思って「お掃除機能」付きを購入していたのです。
ですが、クリーニングを依頼する段階で分かったことがあります。この「お掃除機能」がついていると、料金1.8倍、時間も約2倍かかるのです。中の作りが複雑で、部品の取り外しに手間暇かかるからとのことでした。
じっと観察していましたが、確かにとても煩雑な作業が必要のようでした。
「お掃除機能」とカビ汚れ
では、「機能付き」と「機能なし」それぞれの、室内機の汚れ具合と、室外機の設置環境をみて下さい。
まずは「お掃除機能なし」をご覧ください。
(A)室内機1階4.5帖「お掃除機能なし」、室外機1階北側


(A)の室外機、陽当たりが悪いので苔が生えてます(涙)・・・では、次は「お掃除機能つき」をどうぞ。
ちなみに(A)と(B)の室外機は、同じ場所に置いています。
(B)室内機2階9帖「お掃除機能 付き」、室外機1階北側


むむむ・・・この2か所、カビ汚れ具合に大きな差は無いのでは??
では、4台のうち一番汚れていなかった部屋の排水をご覧ください。
(C)室内機2階8帖「お掃除機能なし」、室外機2階バルコニー南東側


(C)のエアコン「お掃除機能なし」ですが、明らかに(A)(B)と比べるとカビ汚れが少なかったです。
室外機の設置環境とカビ
クリーニング業者さんが、今までの経験上で感じたことをお話しくださいましたが、
- 室内機の黒い汚れは「黒かび」です。
- エアコンは使用した時間が長いほど汚れも強いです。
- 室外機と室内機はつながっているので、室外機のカビが室内機に入り込みます。
このお話しと、スタッフ宅の結果を鑑みると
(C)のように室外機を陽当たりいいカラッとした場所に置くとカビが少なく
(A)(B)のように室外機を日当たりの悪いジメジメした場所に置くと、室内機もカビで汚れやすい
ということが分かりました。
エアコンの「お掃除機能」の有り無しも大切なポイントですが、室外機の設置場所の環境も、カビ汚れに大きく影響するのですね。
室外機と直射日光
もうひとつ、お掃除とは違う視点でのエアコンのお話しです。
スタッフ宅のLDKのエアコンは、この20年で3台目のエアコンです。
3台目は今年買い換えました。(故障は急にやってきます)
ほかの部屋のエアコンは12年目を迎えるものがあるにもかかわらず、LDKだけ6~7年で壊れるのです。
環境の違いで思い当たるのは、室外機に当たる直射日光の時間です。
話には聞いていましたが、こんなにも直射日光が室外機に影響を与えるとは思いませんでした。
さすがに3台目はショックだったので、新しいエアコンは、直射日光が当たらないよう、日影ができるように工夫しています。


室外機の設置場所
真菌(カビ)は、どんな場所にでもいます。無菌室でない限り必ず部屋に漂っています。
「湿度」「気温」「栄養分」がカビを繁殖させます。
気密性を高めて結露を防止したり、自動換気システムもカビ予防として有効ですね。
プラスして、除湿機で除湿を行ったり、エアコン室内機を直に見てカビの様子をチェックするのを、日頃の暮らしの中に取り込めると、より快適になるかと思いました。
室外機の設置場所は家の間取りにも関係するので、どうにもならない部分もありますよね。
ただ、予め室外機を置く環境が、室内機のカビやエアコン自体の寿命に影響を及ぼすことを知っておくのは、少しお得かな~と思いました。