ツーバイフォーの耐震性

ツーバイフォー住宅は、地震の力をバランスよく分散させる六面体構造(箱構造)。そして、それを活かす精緻な基準が設定されています。



ツーバイフォー住宅の壁や床、屋根は、
 1)2×4材や2×10材等の木材を組んで「枠組」を作る。
 2)「枠組」に構造用面材を接合し、剛性の高い版(「ダイヤフラム」)を構成する。
 3)それらを一体化して頑強な「六面体構造」を形成します。(上図)

このような「六面体構造」を構造の基本とするツーバイフォー住宅は、地震の力を1点に集中させず、家全体にバランスよく分散させ、建物の変形や崩壊を防ぎます。

そして、建築基準法に基づきツーバイフォー工法の技術基準が告示される際に、この独特の六面体構造による構造的な強さを活かすべく厳しく精緻な基準(仕様規定等)が設定されたことも、ツーバイフォー住宅が地震に強い要因になっています。

 

面構造とダイヤフラム

地震に強い理由。それは六面体で支える一体構造だからです。世界有数の地震国でもある日本において、住宅の「耐震性」は重要な基本性能です。日本でツーバイフォー住宅が着実に増えている大きな理由はここにもあります。床・壁・屋根が一体(モノコック構造)となったツーバイフォー住宅。 地震の揺れを六面体の建物全体で受け止めて力を分散・吸収し、荷重が一部分に集中することを防ぐため、地震に対して抜群の強さを発揮します。また、床、壁、屋根に使用されるパネル自体も、ツーバイフォー住宅の優れた耐震性の源になっています。建物の床や天井を形成する六面体は、外からの力を分散するとともに、建物のネジレを防止し、建物の変形や倒壊を防ぐ機能をもっています。

 

揺れを面全体で受け止める

ツーバイフォー住宅と在来鉄骨軸組工法による住宅に、それぞれの建物の重さに比例した力を加えて、その伝わり方を比較したものです。色が赤に近いほど負荷が大きいことを示します。

耐震シミュレーション 在来鉄骨軸組み工法
「在来鉄骨軸組工法の住宅」
加えた力が柱や接合部などに集中。部分的に負担がかかりやすい構造であることがわかります。
耐震シミュレーション ツーバイフォー住宅
「ツーバイフォー住宅」
枠組みされた木部分と構造用合板が「面」となって、揺れの力を受け止め、分散・吸収していることがわかります。

3階建て実大建物での耐震検証

一般社団法人 日本ツーバイフォー建築協会が行った、耐震実験の動画です。、この実験では、阪神・淡路大震災時に神戸海洋気象台で記録された地震波を、データに基づいて三次元的(横<X・Y>方向と縦<Z>方向の揺れ)に再現しました。神戸海洋気象台で記録された地動加速度※1である818gal※2(阪神・淡路大震災における最大地動加速度)で加振したこの実験で、3階建てツーバイフォー住宅はほとんど損傷もなく、優れた耐震性能を証明しました。
ツーバイフォー振動実験動画はコチラをクリック




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